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秋田栄養短期大学 コラム「栄養と健康のちょっとイイはなし」
14.糖尿病予防の基本は「糖質に偏らない食事」から – 千田茉登佳(准教授)
忙しい日々の中で、食事が「パンだけ」「おにぎり1個」「ラーメンのみ」など、糖質中心になっていませんか?こうした食生活が続くと、血糖値の急上昇を繰り返し、やがて糖尿病のリスクが高まります。
糖尿病予防の食事で大切なのは、三大栄養素のバランスです。糖質、たんぱく質、脂質を適切に組み合わせることで、血糖値の上昇がゆるやかになり、満足感も得られやすくなります。
また、水溶性食物繊維には胃や腸内で糖質の消化・吸収を遅らせる働きがあり、食後の血糖値の急激な上昇を抑え、血糖値の安定に寄与します。野菜、海藻、豆類などに多く含まれ、食事に取り入れることで糖尿病予防や血糖コントロールに効果的です。
「糖質=悪」ではありませんが、単独で摂ると血糖値が急に上がりやすい特性があります。これを防ぐには、栄養バランスを意識した食事、つまり糖質だけに偏らず、たんぱく質や脂質を一緒に摂ることが大切です。加えて食物繊維を同時に摂取することで、血糖値の上昇はさらに緩やかになります。
忙しい時だからこそ、食事の基本を見直し、自身の体を大切にしてほしいと思います。糖尿病は生活習慣病の代表格ですが、日々の食選びで予防が可能です。まずは「糖質に偏らない」を意識して、今日の食事を見直してみましょう。
