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発酵のまち・横手市と連携
甘酒づくりで学ぶこうじ文化
秋田栄養短期大学ではこのたび、秋田県横手市と連携し、授業科目「発酵と麹」の一環として、発酵食文化を体感する現地学修を実施しました。
秋田県は、全国でも有数の発酵食文化が根づく地域です。中でも横手市は、米から作られる「米こうじ」の文化が今なお受け継がれており、味噌や醤油、漬物、日本酒など、こうじを活かした発酵食品が数多く作られています。
今回の学修では、こうした地域の知恵や伝統にふれながら、「甘酒づくり」をテーマに発酵の仕組みについて学びました。
まず学生たちは、甘酒がどのように作られるかについての説明を受け、こうじの役割や発酵の過程について理解を深めました。その後、麹蓋(こうじぶた)に入った実際のこうじを見学し、こうじ菌が育つ様子や発酵の進み方を観察。さらに、アルコールを含まない甘酒を試飲しながら、こうじの種類や発酵具合によって味にどのような違いが生まれるかを体感しました。
参加した学生からは、「こうじの種類でこんなに味が変わるとは驚きました」「こうじ菌が育つ様子を間近で見られて、発酵の奥深さを実感できました」といった声が寄せられ、教室での学びをより深く理解する貴重な機会となりました。
秋田栄養短期大学では、今後も横手市との連携を通じて、地域の食文化にふれる体験型プログラムやフィールドワークを積極的に展開していく予定です。
自然と伝統が息づく秋田の地で、こうじ文化の魅力にふれてみませんか?