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伝統の味を現代へ! 田中ゼミ、郷土料理コンテストで3度目の快挙!
第9回「うま味調味料活用! 郷土料理コンテスト」2024において、田中ゼミナール(郷土料理ゼミナール)の学生が「郷土愛賞」を受賞しました。これは日本うま味調味料協会が主催し、伝統的な食文化をより健康的にアレンジして次世代に継承することを目的としたコンテストです。
今回受賞したのは、鹿角市を中心によく食べられている「サメの納豆汁」。うま味調味料を活用することで味付けに使われる味噌を通常の3分の1量程度まで減らし、61%もの減塩に成功しました。
レシピ考案者である山田咲さん(栄養学科2年)は「納豆が大好きで、栄養価の高い発酵食品をもっと日常に取り入れてほしいという思いからこの料理を開発しました。」と語ります。
素材の味を最大限に引き出すため、サメとサトイモにはそれぞれ異なる種類のうま味調味料をあらかじめ揉み込むという工夫を凝らしています。また、従来はすり潰した納豆を加えるところを、粉末納豆と納豆せんべいで代用することでより手軽に、かつ納豆が苦手な方でも楽しめるレシピに仕上げました。
「下ごしらえに甘酒を使用したことで、しっとりとした食感のサメが味わえます。忙しい現代人や納豆が苦手な方でもおいしく食べやすい形の郷土料理を創作できたことを嬉しく思います。ぜひ、多くの全国の皆様にこのレシピを試していただきたいです。」と笑顔で話しました。
田中ゼミとしては3年連続の入賞、そして2度目の「郷土愛賞」受賞という快挙を達成しました。これからも本学では地域の食材を使ったオリジナルレシピの開発や食育活動を通して、地域社会に貢献してまいります。