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かぼちゃを活用した稲庭うどんから食品加工を学ぶ
7月5日の調理実習では外部講師の今野孝一先生をお招きし、「かぼちゃを活用した稲庭うどん」を調理するとともに食品加工について学修しました。
今回の実習で調理した麺は、おかしの製造工程で出てしまうかぼちゃのワタなど、通常は廃棄される部分を粉末にしたものを練りこんでいる稲庭うどんです。本来は廃棄される部分であってもβカロテンなどの栄養素が豊富であり、食品加工でおいしい食品に生まれ変わったまさにSDGsをかたちにしたものと言えます。かぼちゃ以外にもブドウを搾った残りの部分を同様に利用した麺もあり、こちらもポリフェノールをはじめとする栄養素を多く含み、食品加工の有用性をあらためて実感することができました。
学生達はかぼちゃのワタの粉末を実際に見ながら、「かぼちゃは非常に硬くて調理しづらいのが難点だが、粉末となったかぼちゃだったら調理しやすい。」「麺以外の食品にも応用できて、かつ高齢者が食べやすいものが調理できるのではないか。」との活発な意見も出ていました。