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「コーヒー学」受講生が茜屋珈琲店を訪問

コーヒーを通じて文化と歴史を学ぶ「コーヒー学」。その「コーヒー学」の受講生たちは7月6日、研修のため茜屋珈琲店を訪問しました。

この日提供されたのは、高級銘柄である「マンデリン」と「モカマタリ」のブレンドです。マスターは「マンデリン」とは栽培を進めたインドネシアの現地民族の名前に因むことや、「モカマタリ」とはイエメンのマタリ地区で栽培され、モカ港から出荷される豆を指すことなどを解説。

また、店内にずらりと並ぶアンティークのコーヒーカップを手にとり、本来はコーヒー液を冷ますためにソーサーが使われていたことや、焼成温度が高いほど磁器は澄んだ音がすることなど丁寧に説明くださいました。

学生たちは目の前に置かれたカップとテキスト(『図説 コーヒー』UCCコーヒー博物館著)と見比べつつ、19世紀初頭に作られた大倉陶園やウエッジウッドの装飾美に感慨を深めていた様子です。

受講生の榎本恋翼さん(栄養学科2年)からは「東インド社を経由してヨーロッパに運び込まれた中国の磁器がヨーロッパで造形を進化させたことが興味深かった」という感想があがりました。