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栄短コラム「栄養と健康のちょっとイイはなし」
1.「美しさと食べることの関係①」石原 新菜(教授)

人はだれでも美しくなりたい、きれいになりたい、若々しく見えたいなど、「美」に対する価値観は違えども外見を気にする方は多いと思います。そのために効果的な栄養摂取は必要不可欠です。栄養素や水分、酸素などがお肌の隅々の細胞に届いて、細胞1つ1つが元気になって、乾燥肌の予防、しわの予防になりますし、お肌の代謝、ターンオーバーも促進されて、くすみやシミの予防、改善にもつながります。

栄養素が足りないと、肌はカサカサ、ボロボロ、髪の毛もパサパサ!老化が早くなります。また、血流がよくないと、隅々の細胞に届かない!冷えている人も老けて見えますが、必要なものが届いてないからなんです。そして、食べることも大事ですが、血行をよくすることも大事なことです。

最近の若い人は成長が早いって言われていますが、逆にいうと老化が早いんです!乳歯は6歳くらいから抜けるのですが、早い子供は4歳くらいから抜け始めます。初潮もどんどん早くなって9歳で生理になる子も増えています。

成長が早いのではなく、もう老化が始まっているということ!食事、運動、睡眠、この積み重ねで、10年後、ぜんぜん違ってきます!

栄養摂取や食事で気を付けることは、何でもすぐに手に入る便利な時代ですが、自然の食材の栄養素、自然の食材のエネルギー(気!元気の気)を取り入れることが大事なんです。

 

ファーストフード、コンビニ食などの添加物てんこもりのものは、できる範囲で少なくした方がいいですね。腐らないってことは菌が増えることができないっていうことで、腸内細菌にも悪影響を及ぼす食べ方だから。腸内で悪玉菌が増えると、悪玉菌がつくった毒素が腸や全身に炎症を起こします。これが細胞や血管の老化になってしまうのです。そのための勉強では栄養学がとっても大事!

ただ、現代人は、ストレスが多いし、寝不足や運動不足の人も多いので、栄養学プラス、そういった面へのアドバイスもできる人材になること。人に関わる健康や栄養の全体を見ることができると思うので。漢方のことも少し勉強すると、それぞれの体質に合わせてアドバイスができると思いますので、授業でも取り入れていきたいと思います。