教育目標と三つの方針
【教育目標】
栄養学科は、建学の精神に則り、人間教育を重視し、専門職としての意識が高く、責任感と行動力に優れた栄養士の養成を目指しており、下記の3項目を教育目標に掲げている。
(1)栄養士が果たすべき専門領域に関する基本となる能力を養う。
(2)栄養士に必要とされる知識、技能、態度および考え方の総合能力を養う。
(3)栄養の指導や給食の運営を行うために必要な能力を養う。
卒業認定・学位授与の方針 (ディプロマ・ポリシー)
秋田栄養短期大学は、「人間性豊かな知性人、誠実で信頼性のある有能な職業人の育成」を目標に、多様化した現代社会の中で、広い視野と深い専門知識に裏打ちされた職業人としての知識と実践力を備えられるよう教育活動を展開している。教育目標に掲げる事項及び次に揚げる能力を身につけ、かつ所定の単位を修得し卒業試験に合格した者に卒業を認定するとともに短期大学士(栄養学)を授与する。
1 食を科学的に学び、食事づくりを通して人々の健康増進を支援できる知識と実践力を身につけた人
2 専門職に求められる責任感や職務実践力を身につけ、さらには多様化する現代社会の課題に対処するための努力を続けられる人
〔1〕卒業に要する最低単位数
卒業に要する最低単位数は、基礎教育科目10単位以上(必修3単位、選択7単位以上)、専門教育科目52単位以上(必修24単位、選択28単位以上)合わせて62単位以上とする。
〔2〕卒業試験
本学は、卒業生として必要な知識・技能が身についているかを確認するため卒業試験を実施する。本試験の合格は、ゼミナール(卒業必修)の単位認定の必要条件である。
〔3〕栄養士免許の取得要件
本学において栄養士免許を取得しようとする者は、資格取得に関わる最低履修基準の50単位を含めて卒業要件単位を取得することが必要である。
教育課程編成・実施の方針 (カリキュラム・ポリシー)
本学の教育課程は、建学の精神に則り、教育目標を達成するため卒業認定・学位授与の方針に沿って「基礎教育科目」と「専門教育科目」の2つの基本的枠組みで構成し、課外における活動を含めて体系的な編成とする。
〔1〕基礎教育科目は、キャリア形成のための教養と豊かな人間性を養うとともに苦手科目や分野をなくす教育を含めて専門教育への円滑な導入を図ることをねらいとする。
〔2〕専門教育科目は、栄養士に求められる知識・技能・態度・考え方の育成に結びつく「講義」「演習」「実験」「実習」など多彩な学修形態を織り交ぜて体系的に編成する。
〔3〕栄養士としての資質の向上を図るとともに、自ら課題を発見して解決する能力やコミュニケーション能力など社会人に求められる人間力の育成を目指して、正課の授業のほか、学生が主体的に参画する課外の諸事業を織り交ぜて教育プログラムを展開する。
【教育目標に基づく学修成果の到達目標】
(1) 〔知識〕:学生は、在学中に下記の事項ができるようになること。
①各科目の基礎的な事項について理解する。
②他の科目と関連づけて理解することができる。
(2) 〔技能〕:学生は、在学中に下記の能力を身につけること。
①必要な事項を、口頭や文章で明確に表現することができる。
②調理技術を身につける
③給食の運営に係る技能を身につける
④献立作成能力を身につける
⑤他者へ衛生の指導ができる能力を身につける
⑥主体的に課題を発見し、解決する能力を身につける
⑦さまざまなリテラシーの能力を身につける
(3) 〔態度〕:学生は、在学中に下記の態度を身につけること。
①栄養士としての使命感を持ち、食と栄養の面から社会に貢献しようとする意欲と態度。
②対人コミュニケーションスキルを高めようとする態度
③自分自身の衛生管理を徹底する態度
④栄養に関する知識・理論を学びより深く問題を探求しようとする態度
入学者受入れの方針 (アドミッション・ポリシー)
秋田栄養短期大学は、学生の目標の実現に向けた多様な指導と支援を通じて、学生が主体的に学べる教育体制を整えています。
本学の建学の精神と教育目標を理解し、日頃から礼節を重んじ、常に整容を心掛け、将来の目標の実現に向けてひたむきに努力する意欲を持った人を求めています。
本学は、次のような学生の入学を希望しています。
1 食を通じた健康づくりに興味や関心のある人。
2 食事の管理を中心とした栄養の専門職としての職務に就きたい人。
3 保健・医療・福祉・教育などの分野で自分の夢を実現し、社会に貢献したい人。
そのため、高校卒業までに高校教育全般における基礎的な知識・技能のほか、口頭や文章による論理的表現力、食に関する幅広い教養、社会性を身につけておくことを求めます。
これらの資質を有しているかの判断は、調査書、学力試験、面接等を通じて行います。