患者さんの最期の一口まで全力で寄り添いたい

辻   朋佳(角館高校出身)
日清医療食品(株)東北支店

きっかけはうどん好きの幼馴染

病院の栄養士を志望したきっかけは、大腸がんで夭折した幼馴染の死です。
保育園の頃から共に育ってきた友人が、高校に入ってから入退院を繰り返すようになり、3年生の時に悪化しました。しかしコロナ禍ではお見舞いに行くこともできません。
うどんが大好きで、小さいころから遊びに行く度にうどんを食べているような子だったのに、抗がん剤で吐いてしまうことを繰り返し、そのうどんすら食べれなくなったと人伝えに聞いたときはとても胸が痛みました。
そして高校3年生の冬、最期に一目見ることも叶わないまま逝ってしまったのです。
せめて彼女が大好きだったうどんを食べさせてあげられたらよかったのに、と残念でなりませんでした。
その頃看護師の母を通じて、摂食機能が衰えた患者さんや高齢者のために特殊加工を施して作る「ソフト食」などがあることを知り、病態に応じた食事を提供し、人々の健康を支える仕事に就きたいと考えるようになりました。

キャリアセンターでの面接練習が練習が功を奏する

希望就職先を病院に限定して地元の求人を探していた矢先、故郷のほとんどの給食事業は日清医療食品に委託されていることを知り志願しました。
秋田市で行われた1次・2次選考の集団面接を通過し、本社盛岡で迎えた3次選考では「入社したら実現したい自分の未来について1分程度で話してください」といわれました。初の個人面接に戸惑いもありましたがキャリアセンターでの面接練習が功を奏し、きちんと自分の考えを伝えることができました。

病態栄養を考える管理栄養士として、人々の支えになりたい

この春からは、地元の病院で栄養士として働きます。
個々の栄養状態に合わせた食事を提供するのはもちろんのこと、もしも亡くなった友人のように食べることが困難な患者さんに遭遇したら、その人が最期のひと口まで食べる喜びを感じられるよう、全力で寄り添っていきたいです。
そして将来には、病態栄養を考える管理栄養士として人々を支えたいと思います。

後輩へのメッセージ

筆記試験でも面接でも、まずは結論からはっきりと答えるように心がけてください。
緊張するかもしれませんが、もし質問内容が理解できない場合は「もう一度仰っていただけますか」と言っても大丈夫です。不安に感じることがあれば先生やキャリアセンターに積極的に相談してみてください。きっと親身になって応えてくれるはずです。