55年以上の歴史が語るもの 学長 小泉 健
アメリカでは、津波のように押し寄せるガン患者や心臓病の増加に頭を痛めていました。そこで、アメリカ連邦議会の技術評価局(OTA)は、ガン問題調査委員会を設けてガン療法のことを調べました。OTAは1990年に、OTAレポートを発表し、その中で「食事、栄養、免疫など、人の持つ耐ガン抵抗力を強化することが、ガンの克服には最も大切である。抗ガン剤や放射線などによる治療は、患者の体全体にダメージを与え、人体の持つ自然な耐ガン抵抗力を弱めて、結局患者を救えない」と述べています。
世界中の先進国で、ガン患者やその死亡率が激増するなかで、唯一アメリカだけがガン患者やガンによる死亡率の減少傾向を見せています。また、心臓病も減少しています。アメリカ合衆国大統領であったレーガンが、栄養療法が中心のゲルソン(ミュンヘン大学医学部専門部長)療法による治療を受けて、ガンを完治させたことは有名です。
今、日本でも糖尿病やガン、脳梗塞、膠原病、心筋梗塞など生活習慣病の増加が目立っています。これらの原因として、栄養や食生活の偏りが問題となっています。その意味で、今、栄養学の果たすべき役割が大きいと思います。
是非、栄養短大に進学した皆さんが、栄養の時代のリーダーとして、社会で活躍することを期待しています。



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